FILL THE WORLD with DEMENTIA-FRIENDLY COMMUNITIES
TOYOTA FOUNDATION RESEARCH PROJECT
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MEMBERS
市川 衛(READYFOR株式会社)
(いちかわ・まもる)
医療の「翻訳家」/READYFOR株式会社基金開発室長/一般社団法人メディカルジャーナリズム勉強会代表/広島大学医学部客員准教授。2000年東京大学医学部卒業後、NHK入局。医療・福祉・健康分野をメインに世界各地で取材を行う。2016年スタンフォード大学客員研究員。2019年Yahoo!ニュース個人オーサーアワード特別賞。2021年よりREADYFOR株式会社室長として新型コロナ対策などに関わる。主な作品としてNHKスペシャル「睡眠負債が危ない」「医療ビッグデータ」(テレビ番組)、『教養としての健康情報』(講談社)など。
加藤 忠相(株式会社あおいけあ)
(かとう・ただすけ)
株式会社あおいけあ代表取締役。1974年生まれ。東北福祉大学社会福祉学部社会教育学科卒業。大学卒業後に特別養護老人ホームに就職するが、その現状にショックを受け退職。25歳のときに神奈川県藤沢市で、老人介護施設を運営する株式会社あおいけあを設立し、グループホーム結、デイサービスいどばたの運営を始める。2007年には小規模多機能型居宅介護おたがいさん、2017年には、おたがいさんのサテライトとして、おとなりさんの運営を開始。2021年1月には、高齢者と若者が暮らす賃貸住宅「ノビシロハウス亀井野」を開設。趣味は、サックス。今も高校時代の吹奏楽部OBと週に一度は演奏を楽しむ。
下河原 忠道(株式会社シルバーウッド)
(しもがわら・ただみち)
株式会社シルバーウッド代表取締役。1971年、東京都生まれ。1992年より父親の経営する鉄鋼会社に勤務し、薄鋼板による建築工法開発のため、1988年に単身渡米。「スチールフレーミング工法」をロサンゼルスのOrange Coast Collegeで学び、帰国後2000年に株式会社シルバーウッドを設立(本社は千葉県浦安市)。2011年、千葉県にてサ高住「銀木犀〈鎌ヶ谷〉」を開設。現在銀木犀12棟、レストランを併設した仕事付きサ高住、グループホームを運営。駄菓子屋が併設の高齢者住宅は地域の子どもたちの放課後のたまり場となっている。2017年「VR認知症体験会」開始。当事者との共同開発によって実現した、VRを活用した認知症の一人称体験で、2020年までに7万人の参加者が体験。2018年からVRの体験テーマを医療・看護教育への応用、LGBT、発達障害、管理職がワーキングマザーファザーを理解するためのプログラム等に広げ、展開している。 現在、起業20年目にして石垣島での新規事業開拓中。
丹野 智文(おれんじドア)
(たんの・ともふみ)
おれんじドア実行委員会代表。1974年、宮城県生まれ。東北学院大学(仙台市)を卒業後、県内のトヨタ系列の自動車販売会社に就職。トップセールスマンとして活躍していた2013年、39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断を受ける。同年、「認知症の人と家族の会宮城県支部」の「若年認知症のつどい『翼』」に参加。2014年には、全国の認知症の仲間とともに、国内初の当事者団体「日本認知症ワーキンググループ」(現・一般社団法人「日本認知症本人ワーキンググループ」)を設立した。2015年から、認知症の人が、不安をもつ当事者の相談を受ける「おれんじドア」を仙台市内で毎月、開いている。著書に、『丹野智文 笑顔で生きる ー認知症とともにー』(文芸春秋)。
前田 隆行(DAYS BLG!)
(まえだ・たかゆき)
NPO 法人町田市つながりの開理事長。1976年、神奈川県出身。老年精神科病院の病棟やE型デイサービスの 管理者を経て、若年性認知症デイサービス「おりづる工務店」を創設。厚生労働省へ の提言を通して、介護保険サービス利用中のボランティア活動に対する謝礼の 受け取りを認める“有償ボランティア”を実現に導く。100BLG株式会社代表取締役、若年認知症サポートセンター理事、NPO法人認知症フレンドシップクラブ・アドバイザリーボード。現在は東京都町田市にて次世代型デイサービス「DAYS BLG!」 を運営し、認知症本人の「働きたい」「社会の役に立ちたい」という想いの実現に取 り組んでいる。
蔡 岡廷(永康奇美醫院)
(Kang-Ting Tsai)
高雄医学大学卒業。国立成功大学臨床医学大学院修士。2017年から2018年まで、東京大学大学院医学教育国際研究センターに留学。2007年より奇美病院家庭医学科主治医、2015年より奇美病院老年医学科部長、2019年より奇美病院総合ケア医学センター部長。研究テーマは、老年医学、フレイルとサルコペニア、高齢者にやさしい医療、認知症ケア、在宅医療、地域密着型の統合ケアシステム。
余 尚儒(台湾在宅医療学会)
(Yu Sang Ju)
嘉義市出身、高雄市で育つ。道明中学卒業、高雄医学大学医学部卒業、成功大学公衆衛生学修士。現在台湾でもっとも遠い僻地、台東県に居住。台湾在宅医療学会第1期、第2期理事長。東河郷都蘭村にホームクリニック都蘭(台湾初の在宅医療を核心として運営するクリニック)を開設。2018年ボランティアの支援のもと、「財団法人好家宅共生文化教育基金会」を設立し、共生社会の概念を広める。2021年、地域住⺠および遺族の支持のもと、地域包括ケアの推進を目標として「ホームクリニック都蘭があなたに付き添って家に帰ります協会」を設立、理事長に就任。
涂 心寧(台灣居家服務策略聯盟)
(と・しんれい)
台湾在宅介護サービス策略連盟(台灣居家服務策略聯盟)名誉理事長。社団法人愛福家協会幹事長。致理科技大学国際貿易学科卒、輔仁大學大学院NPO組織管理修士、台湾大学大学院公共衛生修士修業中。
介護の世界に飛び込んでから25年間、心身障害者福祉、幼児教育、地域創生、人材教育などに、幅広く注力してきた。伝統的な社会福祉関連業者とは異なり、寄付に頼らず、効率的な管理を求めることを理念に、見事な経営実績を積んでいる。業界でも広く認められ、台湾在宅介護サービス策略連盟の初代・二代目の理事長に就任した。業界全般のレベルアップや政府との連携などにも貢献し、国の介護政策形成の重要な諮問者にもなっている。リスクを恐れず、既存の枠組みにとらわれず、積極的にイノベーションに取り組む経営者としての性質をもっている。現状に甘んじることなく、常に改善や変革を意識して行動している。そしてさらによい方法を探し続け、さらによいビジネスモデルを考えている。日本との繋がりと提携も多く、日本のRUN伴、認知症VR体験などのイベント開催や、映画『ケアニン~あなたでよかった~』の台湾での上映も、大きな反響を巻き起こした。佐々木 淳(医療法人社団悠翔会)
(ささき・じゅん)
医療法人社団悠翔会理事長・診療部長。1973年生まれ、京都府出身。1998年に筑波大学卒業後、三井記念病院に勤務。2003年、東京大学医学部附属病院消化器内科等を経て、2006年に最初の在宅療養支援診療所を開設。2008年医療法人社団悠翔会に法人化、理事長に就任。現在、首都圏ならびに沖縄県(南風原町)に全18クリニックを展開。約6,000名の在宅患者さんへ24時間対応の在宅総合診療を行っている。
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