〈コンセプト・特色〉
急性期と長期療養の統合ケア
〈取り組みの概要〉
病院の退院準備サービスのシームレスな接続プログラムを通じて、地域の長期介護サービスがリンクされています。地域統合により、在宅医療、訪問看護、居住施設などの戦略的アライアンスが形成され、戦略的アライアンスのメンバーは、病院から定期的に招かれてケースディスカッションや幹部会議を行い、高齢者が急性期医療と介護サービスの間で適切なケアを受けられるようにしています。
〈運営主体について〉
高雄退役軍人総合病院と高雄市長期介護センターが戦略的提携を結び、ズーナン地区長期介護ユニットと協力しました。
〈取り組みをスタートした時期〉
2015年10月1日
〈取り組みをスタートしたきっかけ〉
退院した高齢者は、セルフケア能力が低下していることが多く、介護支援が必要になります。しかし、従来は家族に退院してもらったり、LTCセンターから専門家が派遣されてニーズを把握するのを待ったりしていました。LTC2.0の開発により、退院前のLTCサービスがシームレスに連携し、高齢者が退院前にLTCサービスを受けることができるようになりました。
〈運営資金の確保〉
長期滞在型保険、健康保険
〈これまでに苦労したことと、それをどのように乗り越えてきたか〉
ロングタームケアのパートナーと急性期医療の間での理解不足は、両者にとっての悩みの種です。保健省とのミーティングを企画したことで、お互いのニーズやジレンマを理解し、協力関係を深めることができました。
〈今後のビジョン〉
病院の組織化と動員により、地域の医療と介護が統合され、地域の介護ネットワークが構築され、台湾全土で医療と介護が密接に統合されるようになります。
■事業名:高雄榮民總醫院高齡醫學中心
■事業者名:林育德
■取材協力者名:周明岳
■事業所住所:高雄市左營區大中一路386號