〈コンセプト・特色〉
健康管理やアクティビティなどさまざまなニーズに対応する総合的なサービス提供により、高齢者の地域での生活をサポートします。
〈取り組みの概要〉
クリニックでの医療を中心に、地域の活動拠点(健康・介護相談)やデイケアセンター、在宅医療よるフォローアップなどに取り組んでいます。クリニックでは、医療サービスや認知症ケアの相談を行い、活動拠点やデイケアセンターでは、高齢者が日常的に参加できるアクティビティを提供します。高齢者が活動に専念し、関連するニーズ(補助器具、住宅サービス、食事など)に広く対応するためのモデルを地域に作ることを目指しています。
〈運営主体について〉
クリニック
〈取り組みをスタートした時期〉
2016年
〈取り組みのきっかけ〉
もともとは地域のクリニックから発展したものです。その後、在宅医療に移行し、地域や高齢者介護のニーズは医療だけでは解決できず、より完全なソリューションが必要であることがわかりました。
〈運営コストについて〉
クリニックの運営資金は1,000万台湾ドル、地域の活動拠点やデイケアの設立も1,000万台湾ドル程度です。アフターケアを充実させるための基盤として、安定したお金の流れが必要です。
〈運営に必要な費用概算〉
クリニック・プラス・ロケーション 約300万台湾ドル
〈運営資金の確保〉
自己資金、長期保険、健康保険
〈これまでに苦労したことと、それをどのように乗り越えてきたか〉
医療スタッフは病院でのサービス提供に慣れているため、病院とはまったく異なるモデルである地域での開発には時間がかかります。
また、前例がないため、他のコミュニティからすべてを学ぶことは困難です。
方向性を一つひとつ調整していくには、情熱とマネジメントが必要です。
〈うまくいっていること、やってよかったと思うこと〉
新しいモデルをチーム全体に伝え、理解してもらう必要がありますが、変化が苦手な人にとっては難しいことです。
〈うまくいっていないこと、今、悩んでいること〉
チームが大きくなるにつれ、部門間のコンセンサスを得るのに時間がかかります。また、サービス統合のコンセプトは単純なものが多いですが、複雑なものを理解できないスタッフも多く、コミュニケーションやコンセンサスに時間をかける必要があります。
〈持続させるための仕組みや工夫〉
財務は優先事項であり、スタッフの収入を確保する必要があります。企業文化は、明確に伝えられ、スタッフに理解され、報酬と規範や義務などの明確なルールがなければならないと考えます。
■事業名:安柏鄰好中西醫聯合診所
■事業者名:朱得仁
■取材協力者名:朱得仁
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