〈コンセプト・特色〉
血圧測定から生涯学習講座まで。高齢者、心身障害者、新住民に生活を支えるサービスを提供しています。
〈取り組みの概要〉
嘉義県の高齢者、心身障害者、新住民に、健康管理のほか、生活全般にわたるさまざまなサービスを提供しています。
サービスの内容は、食事の宅配、地域の血圧測定ステーションでの血圧測定、月に一度の健康補助ステーションでのヘアカット、健康増進活動、在宅サービス、補助器具の無料貸し出しと修理、新しい住民との各種交流、世代間交流、生涯学習講座、法律相談などのほか、高齢者向けの各種認知症・長期療養ポイントなどがあります。
〈運営主体について〉
非営利組織(社団法人)
〈取り組みをスタートした時期〉
2005年6月
〈取り組みのきっかけ〉
嘉義県は農業県であり、かつて、若くて体力のある人が国外から移住してきました。その人々が高齢になり、高齢者の割合が急増し、家族も介護を十分に担うことが難しくなっています。そこで、高齢者の介護に、コミュニティ全体で取り組むことを考えました。
〈運営コストについて〉
親戚や企業からの寄付、友人からの寄付、一部政府からの資金提供
〈運営に必要な費用概算〉
600,000台湾ドル
〈運営資金の確保〉
自己資金、寄付金、その他政府からの助成金
〈これまでに苦労したことと、それをどのように乗り越えてきたか〉
資金不足、能力不足に苦労しています。ビジネス経験を強化する必要があると考えています。高齢者のケアニーズを満たすためのケアに関する専門的な経験が不十分です。もっと専門的な団体があればいいのですが。
〈うまくいっていないこと、今、悩んでいること〉
今の最大の関心事は、いかにしてコミュニティを維持するかということです。現在の郡の政策の持続性に変化があれば、地域の長老たちと築いてきた信頼関係にも影響が出てきます。
〈持続させるための仕組みや工夫〉
・積極的に地域社会でのサービス活動の評価を求める
・感動して初めて行動に移すことができる
・行動があってこそ、寄付やボランティアが可能になる
・そして、より専門的な高齢者ケアグループと組み合わせること
〈今後のビジョン〉
・高齢者の活用と高齢者ケアの実施を促進します。
・地域社会との共存の概念を確立し、より多くの人材や資源を集めるために、持続可能な開発を実現するために。
■事業名:嘉義縣扶緣服務協會
■事業者名:陳炳村
■取材協力者名:陳炳村
■事業所住所:嘉義縣新港鄉公園路28-1號四樓