〈コンセプト・特色〉
商店街店主及び商店街関係者で認知症高齢者を見守る「すみだモデル」
〈概要〉
コロナ前の段階で行った取り組みは、以下となります。■商店街の店主さん向けに「認知症サポーター養成講座」を開催■商店街イベントと併用して骨密度測定を開催■毎月第2日曜日に医師や専門職を交え「認知症(予防)・健康相談カフェ」を開催■毎月第4日曜日に朝6時~8時頃まで、「朝市」として、訪問ヘルパーとして介護の仕事に従事している介護福祉士が、身体に優しい食「旬の野菜粥」「旬の野菜うどん」などを販売
認知症高齢者を見守る活動である「すみだモデル」を完成に近づけるには、多くの方々の協力が必要となります。また、街ぐるみで取り組んで行く必要もあります。現在は、そのパーツパーツを作っていく作業(取り組み)となっています。ただ、不運にも新型コロナウイルス感染症の影響で、現在は活動が止まっている状態です。
〈運営主体〉
「株式会社クリエイト・ケア」 代表取締役 渡邉宗貴「一般社団法人福祉保育教育機構」 代表理事 井上貴裕(医師) 副理事 大久保勝久(歯科医師) 理事 渡邉宗貴
上記メンバーのほか、小谷庸夫(介護福祉士)、舘秀典(保育講師)等で構成された団体です。
〈取り組みをスタートした時期〉
2016年5月頃
〈取り組みをスタートしたきっかけ〉
株式会社クリエイト・ケアが運営を行う、介護事業所併設の「すみまめカフェ」を拠点に、墨田区の医療・福祉の専門職が自然(必然的)に集まったことがきっかけに…。皆が「墨田で! おもしろいことを! やろー」と声を揃えました。
〈運営コスト〉
企業(株式会社クリエイト・ケア含む)による協力や、一般社団法人の理事や会員などが開催するセミナーや講習などの事業が運営費となります。周知や開催場所は拠点となる「すみまめカフェ」が中心となりますので、コストは比較的かかりません。
〈運営資金の確保〉
自費
〈これまでに苦労したことと、それをどのように乗り越えてきたか〉
苦労を乗り越えたことはまだありません…。常に苦労していると考えます。思ったように事柄は進みませんし、集客にも苦労しています。
ただ、皆が「楽しく、おもしろいことを」と、共通の価値観と認識で動いているため、苦労を苦労と感じていません。なんせ一時的な活動ではないですから…時代とともに進化(変化)し続けなければなりません。
〈持続させるための仕組みや工夫など〉
イベントも企業も継続させることが必要であり、また、難しくもあります。わたしたちの法人(団体)はまだ駆け出しですから、1日でも長く持続させるために、1日1日を大切に懸命に取り組んでいます。
持続させるための仕組みや工夫があれば、アドバイスがほしいです(笑)。一歩づつ前に進めば、いずれ振り返ったときに長い足跡が付いていると思います。
〈今後のビジョン〉
「すみだモデル」の完成には、まだまだ長い道のりが必要ですが、拠点でもある「すみまめカフェ」を中心に、商店街に子ども(保育園)から高齢者(グループホーム)まで、一緒に関われる体制を構築したいと考えます。
■事業名:認知症高齢者が安心して出歩ける街
■事業者名:株式会社クリエイト・ケア
■取材協力者名:渡邉 宗貴(株式会社クリエイト・ケア代表取締役)
■事業所住所:〒131-0046 東京都墨田区京島3-39-8