〈コンセプト・特色〉
地域のハブステイション
〈運営主体について〉
「川向 実」
個人で運営しています。
1952年12月9日生、庄川町出身、地元大建工業勤務。全国営業活動定年前に名古屋から地元に移住し、ゲストハウスを開業。地元、砺波市と連携して空き家の活用、移住者支援、地元の活化の一助として活動しています。
〈取り組みをスタートした時期〉
2017年6月15日
〈概要〉
ゲストハウスすどまりとなみで、地域・人・自然・町興し・人(高齢者、子ども、外国人、旅行者)、自然(四季、山、川、温泉郷)、町興し(夜高行燈、チューリップフェア、獅子舞、祭り、伝統)、地域(田舎暮らし、散居村、遺産、移住、TEAM1073〈チームとなみ〉)とのマッチングの居場所として、人種、人関係なく子どもにも古き良き生活、いろいろな体験とつながりを進め伝えています。 臨床美術の体験会、RUN伴協賛(立ち寄り場所)のほか、定期的にハッピーフェスタを開催しています。
〈取り組みのきっかけ〉
20年空き家になっていた明治4年築150年の家を改修、維持管理のためゲストハウスを計画しました。外国の方に日本のよさを伝え、地元の祭りなどを高齢者から子どもに伝える施設として活用すれば、地域の衰退も少しは戻り元気が出ると思い、自宅納屋にも夜高行燈、家の中には祭りのハッピを展示しています。
〈運営コスト〉
宿泊者、古民家cafeすどまり、ピザの郷(ピザ焼き体験施設)、イベント(農業体験、ピザ焼き体験、ハッピーフェスタ等)の収益の一部を使い運営しています。クラウドファンデイングを2回活用しています。
コンスタントにメデイアにも取り上げていただき、施設の認知度も高まり、ハッピーフェスタは2日間で約250人来場。2021年も6月12・13日に、すどまりとなみ4周年記念ハッピーフェスタ&ピザの郷グランドオープン・災害地支援募金活動を開催します。
〈運営に必要な費用概算〉
8万円/月
〈運営資金の確保〉
自費、寄付
〈持続させるための仕組みや工夫など〉
事業として採算が取れる仕組みづくりとして、継続的に発信しています。SNS、You Tubeなどによるおおがかりな認知活動と、集客、宿泊、cafe、ランチ、ピザ体験ランチなどの1人たりの価格のアップです。
同業者との情報交換ネットワーク、業務提携を行っています。
〈これまでに苦労したことと、それをどのように乗り越えてきたか〉
住宅改装資金は、親戚からの借り入れとクラウドファンデイング活用2回で確保しました。
新型コロナウイルスによる休業により返済に苦労しましたが、「地元で泊まろう!」や「砺波ステイ(TONAMI-STAY)」「Go To トラベル」の宿泊キャンペーンにより返済できました。
〈うまくいっていること、やってよかったと思うこと〉
4年目でリピター、紹介が8割、ゲストハウスのお客さんがピザ焼き体験ランチに、ランチのお客さんが宿泊に、イベント参加のお客さんが友だちと来てくれるなど、宿泊だけでなくcafe、ピザ焼き体験、イベントをやったことが地元の居場所になりました。
〈うまくいっていないこと、今、悩んでいること〉
一人で8割の業務を行っているので、忙しくなると身体がもたなくなることや失敗が増えました。
業務経理の社員を雇いたいですが、採算がとれそうにありません。
大雪でピザ小屋、ピザ窯が破損し、再建中ですが、資金調達に悩んでいます。
最終的には人の問題です。
〈今後のビジョン〉
まだまだ増える空き家の活用の提案により、より価値の高い施設、起業したい方に提供できる仕組み作りを構築したいと思います。特に都会から移住者を増やす方法、移住体験ハウス、仕事紹介、子育て支援も含めて提案できる仕組みの構築を目指します。
■事業名:古民家ゲストハウスすどまりとなみ
■事業者名:川向 実
■取材協力者名:川向 実(古民家ゲストハウスすどまりとなみ代表)
■事業所住所:〒932-0305 富山県砺波市庄川町金屋2760